HM CDレビュー TRIVIUM The Crusade
2006年 10月 20日
Ascendancyから1年半、TRIVIUMの3作目でございます
まず前作とは大きく異なるのがVoの歌唱でありましてデス声はきれいにさようなら、クリーンヴォイス全開となっちょります
曲的にはあいかわらず様々な要素影響を窺わせる感じでさしたる分析もせずに名前を挙げてもメタリカ、アンスラックス、テスタメント、アイアンメイデン、ドリームシアターあたりの名前はほとんどのメタル者の脳裏に浮かぶんじゃないでしょうかね
そういった色んな要素を内包しつつ80年代スラッシュやパワーメタルのエッセンスでまとめあげたモダンなメタルが今作と言う事になるんじゃないでしょうか
いわゆるMAメタルやメタルコア勢とは確実に一線を画す事になった今作ですが非常に心地よいです
前作あたりの出来からして今作の期待は大きかったんですがその期待にきっちり応えてくれたと言ってよい出来じゃないでしょうか
王道にむけて舵が切られた事も結果的により多くの層に聴いて貰えるチャンスとなるんじゃないでしょうかね
そんなこんなで得点は88点、基本的には好きな感じの路線でいい感じなんですがまだもう少しコクが足りないというのも事実なので2点引いときました、まあ20歳そこそこの年齢なのでまじめにやってりゃ傑作と呼ばれる作品も近いうちに出せるんじゃないでしょうか、期待しておきたいと思います